Hand knitting pied shoulder bag - Bengara Dyeing/S-Sand
SOLD OUT
DONADONA Hand knitting pied bags from Laos
ラオスやタイ、中国やミャンマーの国境近くに住む
山岳民族の方々が原料の収穫から編み上げまで
手作業で仕立てた葛をつかった美しいバッグたち。
その魅力に惚れ込んだディレクターeriが
産地であるラオスの山岳少数民族カムー族の村を訪れ、
その手仕事の美しさに触れた旅で出会った
多種多様な葛編みのバッグたちが
オンラインストアに登場です。
こちらはベンガラ染めを施したバージョンです。
葛について
ツル性の植物である葛は
耕作や化学肥料を使用せずとも育ち、
1日に1フィート(30.48cm)の割合で成長するそうです。
豊富な養分は家畜にとっての貴重な飼料にもなります。
また、地に深く広範囲に根をはるため
雑草の抑制や、流出水から土壌侵食を
最小限におさえる効果もあるそうです。
繊維長が長く水にも強い特性を持つため、
かたく丈夫な繊維が取れます。
約10kgの原料から作れる糸の量はおよそ1kg。
バッグのサイズ感により異なりますが
10kgの原料から作れるバッグは5枚ほどです。
葛編みについて
原料は葛(クズ)の蔓の部分を収穫し、
中の白い繊維だけを取りだし
乾燥させたものを細く割き、
1本1本手作業で撚りをかけて繋ぎ合わせ
積み細い糸を作ります。
その糸をさらに束ね、また撚って
ようやくバッグを作れる太さの糸ができます。
色つきのものは植物を煮出して
色付け、染色を施します。
そんな気の遠くなるような工程を経て
つくられた糸をつかい、結び目をつくりながら
一目一目編みあげて完成するバッグたち。
持ち手の部分は編みではなく、
手織りでつくられています。
編み上がるまでに
小さいものでも1週間ほどかかるそうです。
元々は水に濡れても強い強い強度を保つ特性をいかし
農民が農作物や石を運ぶ袋として、
また漁網としても使われていました。
こちらのバッグたちも漁網の技法を用いた編み地で
薄く軽いのにとても丈夫。
しなやかで透け感のある編み地は
体に寄り添うように日々のコーディネートにも
馴染んでくれるので
シーズン問わずにお使いいただけます。
About ベンガラ染め(Bengara dyeing)
ベンガラは土から取れる成分(酸化鉄)で紅殻、弁柄とも呼ばれ
語源はインドのベンガル地方より伝来したことからそう呼ばれています。
日本の暮らしに古くから根付いている素材で陶器や漆器、
また防虫、防腐の機能性から家屋のベンガラ塗りとして使用されてきました。
ラスコーやアルタミラの洞窟壁画にもみられ
旧石器時代から使われた最古の顔料であり古代色です。
経年変化に強く、日光による褪色がないことも特徴で
昨今では無害であることから天然素材として見直され
繊維製品への染色、オーガニック製品にも使用されるようになりました。
地球上に一番多く存在する「赤色」は酸化鉄といわれています。
人類にとって身近な色であり、土から取れた古代色「ベンガラ」は
大地の色であり日本の暮らしを彩る色なのです。
※‘古色の美’さんのサイトより転載
About ‘古色の美’
1965年に社寺や日本家屋のベンガラ塗りとして創業。
もともと木造建築である日本にとって天然素材であるベンガラは
防虫、防腐効果に優れ、
また紫外線から木材を保護する役割を担い
ベンガラ塗りが盛んに行われていました。
しかし近代化が進むにつれ
輸入材により木造建築も少なくなり
ベンガラを塗る文化は減少。
1991年に「古色の美」を発足。
古代色であり日本の色であるベンガラ色の美しさを追求し、
創業からのベンガラの調合技術を活かした研究開発の末、
繊維へのベンガラ染めを可能にしました。
また長年の加工技術を活かし「赤」しかなかったベンガラを
燃焼温度と調合により黄、黒、緑、紫といった
色彩豊かな色合いをつくりだしました。
古色の美のベンガラは全部で25色。
昔ながらの製法で作り上げる複雑で奥深い色合いが魅力です。
※‘古色の美’さんのサイトより転載
Webサイト
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DONADONA
Quality
植物繊維(葛)
ATTENTION
▶︎こちらは天然繊維を使用したハンドメイド製品です。
細かな繊維のほつれ飛び出しなどが見られる場合がございます。
▶︎色合い、仕上がり、寸法には個体差がございます。
▶︎色付きのものは色落ち、移染する場合がございます。
水に濡れた状態での摩擦や、白/淡い色のお洋服との
コーディネートは十分にご注意ください。
▶︎製品の特性上、水に濡れると10%前後縮みが生じます。
天然素材/ハンドメイド製品の風合いとしてご理解いただいた上で
お買い求めくださいますようお願い申し上げます。
縦 | 横 | 持ち手(幅×全長) | 底マチ |
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19 | 23~27 | 2×88 | 無 |